ナナとカオルが好きすぎて辛い

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まとめ

ナナとカオル本編、ブラックレーベル、ラストイヤーの違いと見どころ

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ナナとカオルは2008年~2016年までヤングアニマル(と嵐)で続いた本編の他に、「ブラックレーベル」「ラストイヤー」という作品が出ています。

それぞれがどんな作品なのかについてまとめました。

ナナとカオル本編について

ナナとカオル本編は2008年のヤングアニマル嵐No.2(2/1号)よりスタートしました。

ステップアップSMラブコメディと銘打っているとおり、ソフトなSMを通じて主人公の2人が自分の気持ちと向き合っていくお話です。

ナナとカオルが高校2年の9月から物語はスタートし、高校3年の5月を迎えたところで「完結」となりました。
既刊18巻。

「ナナとカオル」と言う時はこの作品(本編)のことを指しています。

見どころ

見どころは何と言っても二人の気持ちの変化というか・・・成長でしょうね~。

物語序盤ではカオルを「ただのカオル」としてしか認識していなかったナナちゃんが、徐々に嫉妬をしたりするようになって・・・自分の気持ちに気づかされていったり。
カオルはカオルで欲の捌け口として使っていたSMが、徐々に苦しいものになっていったり。

この辺の描写がグッと読者を引き込んでくれて、「SMラブコメ」なんだけど本質は違うところにあるような、そんな感じだったと思います。

ブラックレーベルについて

ナナとカオル Black Labelは、2009年からヤングアニマル本誌に移った「ナナとカオル」(本編)に代わって、2010年よりヤングアニマル嵐にて新たに「ナナとカオル」としてスタートした物語です。

紙面掲載時には「ナナとカオル 復活連載」とだけ謳われており、単行本化に際して「Black Label」と名付けられた模様。

舞台は高校3年生の夏休みで、橘さんとそのご主人様のプレイに自分たちの未来を重ねるナナとカオルの濃密な5日間が描かれています。

ただし、本編が終了する前にスタートしている作品ということもあり、時系列順に読もうとすると少し内容に違和感を覚えるところがあるかもしれません。
どちらかというと「外伝」とか「サイドストーリー」的な感覚で読んだ方がすっきりするかも。

見どころ

作者先生がこれから訪れるであろう本編でのラストを想像しながら先に「それ以降の話」を書いてしまった、というのが面白いですね。

※といっても甘詰先生はBlack Label開始時点だと本編をゴールデンウィーク開けで終わりにしようとは思ってなかったみたいですが・・・。

本編と同時進行で連載されてたっていうのを考えるとただただ「すごい・・・」って思えます。
※ちなみにブラックレーベルの連載時期は本編の5巻末ぐらいから13巻末まで。

SMプレイという点に主軸を置くのなら、橘さんたちのプレイが本編におけるナナとカオルのそれよりもややハードになっているため、そこが見どころと言えるのかもしれません。

もちろんナナとカオルも濃密な夜を過ごしており、二人にとっては重要な日々であったことには違いないので必読です。

ラストイヤーについて

ナナとカオル Last Yearは、2018年より電子書籍の「ハレム」にて連載されている漫画です。
これは本編の正式な「続編」にあたる物語。

1巻は本編直後から夏休み前まで、2巻は夏休み以降の二人が描かれ、甘詰先生曰く「高校生活最後の1年を描く」とのことでした。

ハレム掲載時は「ナナとカオル 高校生のSMごっこ」というタイトルですが、こちらも単行本化の際に「Last Year」とタイトルが変えられています。

見どころ

ラストイヤーではナナちゃんが自分の気持ちに気づいてしまった後の話ということもあって、より(いろんな意味で)カオルを求めるようになっているのがいじらしいというか・・・めちゃくちゃ可愛いです。

ただ逆に言うと、本編のように「凛として優秀なナナちゃんが堕ちるギャップ萌え」みたいなものを期待している方にしてみたら、少し物足りないかも。
※僕はむしろラストイヤーのナナちゃんが大好きなのですが!

既刊2巻+数話を読んだ感じだと、なんだか決着をつける方向にもっていこうとしているっぽいので・・・これで本当に二人の高校生活は終わってしまうんだなと余計に胸を締め付けられたり。

大学編、社会人編もやってくれないかなぁ。

・・・ちなみに!
ラストイヤーでは作画がデジタルになったのか、少し硬い線になっており、本編とは絵柄も違ってしまっています。(2年の間に何があった!?)

なので本編のあの微妙に昔っぽいタッチのキャラクターたちが好きだった人は若干残念かもしれません。(でもしっかりナナカオだけど!)

あと、カオルがプレイ時に堂々としてどもらなくなってるという成長(?)も!

おまけ:甘詰先生の短編集

ナナとカオルの公式作品としては上記3つが挙げられるのですが、実はもう一つナナカオエピソードが収録されている本があります。

それは甘詰留太先生の短編集「きっとすべてがうまくいく」の、2012年リイシュー版です。

ここに「ナナとカオルのショートショート」と冠した描きおろし作品が収録されているのですが・・・正直本編との絡みもないですし、10Pぐらいだし、(ナナちゃん1コマしか出てこないし)読まなくても大丈夫だと思います。
ナナカオファンではなく、甘詰先生のファンであれば読んでおいた方がいいでしょう!

※リイシュー前の方には掲載されていないっぽいので注意。

甘詰留太短編集収録のナナとカオル ショートショート 内容と感想【きっとすべてがうまくいく】

-まとめ

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