本日発売されました、電子書籍「ハレム」内の「ナナとカオル 高校生のSMごっこ」20話を読んだ感想です。
20話「運命のイタズラ」の見どころ・読んだ感想
20話は19話の続き、カオルがナナちゃんとのプレイをいざ始めん!というところでブッ倒れたあとのお話でした。
先月が休載だったので2カ月ぶりのナナカオです。嬉しい。
表紙はラテックススーツの上に制服を着ているという、なんともフェチな感じのナナちゃん。
やっぱハレムのナナちゃんは、なんかもう別人みたいな顔してるんですよね。
本編の頃はまだあどけなさが残る感じだったのに、3年生の例の夏を過ぎてから大人になってしまったのかw
20話の内容は「カオルの進路」というところに着眼が置かれていました。
ただの寝不足じゃないの?
前回、無理をしたことがたたってブッ倒れてしまったカオル。
今回は病院で医師から「一週間は絶対に安静」「入院」「退院してから一か月は安静に」「長時間の運動や勉強は避けて」と告げられてしまいます。
読者としては、カオルがたしかに根を詰めて、寝る間も惜しんで勉強やナナちゃんのために頑張っていたのを知っていますが、寝不足やそれに伴う披露程度で「一か月は安静に」なんて言われるような状態になるものなんでしょうか。
いずれにしろ前回「受験まで一か月をきった」という発言があり、今回はカオルの母が「一か月後がセンター試験」と話しているところから、カオルは(命が惜しくばw)受験ができないということになります。
※センター試験は1月3週ぐらいなので、話の時期的には12月3週、クリスマス前ぐらいってところでしょうか。
これまた二人のクリスマスエピソードは見られないのかな~。
右手の薬指にちゅっ
センター前の模試に臨むナナちゃん。
おそらくはその様子がおかしいことに気づいた矢神会長から「大丈夫?」と声をかけられます。
というか矢神会長もカオルが無理して入院したことを知っているんだろうな~。何しろ家庭教師だし・・・。
告白後の二人が普通に接しているシーンというのは、なんだか尊いものがありますね。
で、この時ナナちゃんは「試験に集中する以外」「他には…何も 私にできること ないもの」とつぶやき、右手の薬指にちゅっと唇づけしていました。
これは何か意味があるのかなぁ・・・。左手の薬指だったらLast Year第11話の珠玉のエピソードがあるんですが・・・w
堂本たちの優しさよ、、、
無事退院したカオルのもとへ悪友・堂本と星野が「上原愛(アイさん)のデビュー作(Last Year 9話参照)」を持ってお見舞いに来ました。
と同時に矢神会長、ユカリ、館さん、そしてナナちゃんからの伝言をカオルに伝えることに。
みんな一様に「自分がカオルに無理をさせた」と思っていて勝手に罪悪感を覚えていて。
カオルはカオルで「おまえのせいじゃねーだろ」っていう感じで・・・ああ、なんかカオルっぽいなぁと思えるシーンでしたね~。
なんでこいつがモテないん・・・?(あ、モテてるかw)
そしてきっと堂本と星野がカオルの元に来た一番の目的、それは「カオルを励ますこと」だったようで・・・。
堂本はしけた顔をしたカオルに「このカオルが!受験で!!東大!!! ギャグだろ♡」と。
ただ、
でもさカオル 正味 半年じゃね?
オマエがわかりやすく努力したのってさァ本気で東大目指してるやつらは もっと前から努力してたぜ
半年で追いつこうなんて虫がよすぎんだよバーカ!!
らめえええええ!!
それ言っちゃらめえ・・・。
カオル、ナナちゃんへの劣等感をまた思い出しちゃうからぁ!!!
アイさんの撮影現場へ
眠れない夜を過ごすカオルのもとへ、アイさんから「撮影で東京にいるよーw」というメッセージが届きます。
なんでもAV撮影の見学をさせてくれるとのことで・・・カオルにとっては夢のようなお誘いが。
でもカオル、今は受験のことで頭がいっぱいでそれどころじゃ・・・って思ったら、普通に撮影現場に行ってるっていうねw
AVの撮影現場に行ってもいいけど勉強しちゃアカンって、、、どういう病気なんだろう・・・。
でもあれかな、ストレス発散ってことで良かったのかな。
この撮影現場で”息抜き”で培ったプレイを披露することになり、またカオルの進路に「緊縛での世界進出」というルートがチラつき始めます。
ナナとカオル
その帰り道、マンションの前でナナちゃんとばったり遭遇したカオル。
この二人、よくここで一緒になるけど・・・そりゃマンションの隣の部屋に住んでるんだから当たり前っちゃ当たり前なんですよね。
なんか、前回のラストでせっかく近づいたのに、ナナちゃんが縛られた状態で待っていたところでカオルが倒れて・・・そこから二人がどんな時間を過ごしたのかと思うと、ここで出会えて本当に良かったと思えました。
てかコート姿のナナちゃん・・・可愛いです。。。
カオルが外出していたこと、アイさんの香水のにおいがしたことを問うナナちゃん。
それは決して「責めている」のではなく、会話のキッカケを作ろうとしているんだろうと思います。
カオルがいつものように「オレがどこ行ってよーが!!笑ってよーが オレの自由だろッ」と突き放すような言葉で応じると
よかった♡
カオルが笑ってるのみて…私 ホッとしちゃった♡
と、涙ぐみながら微笑むナナちゃん。
決して強がりでもなんでもなく、カオルが自分のために努力をしすぎたせいで体調を崩してしまったこと、それを心配していたけれど踏み込めなかったことなどなどから発せられた一言だったのかなと思います。
・・・というか、この二人の関係って、まだこんな危うい感じだったんですよね。
なんとなくナナちゃんの気持ちが固まっていたことや、カオルも進むべき道を決意していたところから「通じ合っている」と思っていましたが、二人の中ではまだ決着がついていないんだもんなぁ。
ああーーーーモヤモヤするw
カオルの進路
最後のナナちゃんの顔を見て、カオルはまた「ズキッ」と心を痛めていました。
もしかしたらどこかで「受験を諦める」というところにホッとしていた部分があったのではないかと思います。
そこにアイさんからの「世界進出」の野望の話もあって、自分の進む道というのを「ナナちゃんの隣」から逃避させていたんじゃないかなと。
でも、(おそらく一週間は顔を合わせていなかった)ナナちゃんにまた触れてしまったことで、再度決意させられたのではないでしょうか。
次の21話で「無理してでも東大受験」となるのか、はたまた「緊縛での世界進出」によってナナちゃんの隣にふさわしい人物になることを目指すのか。(ふさわしいのかどうかはさておき)
考えたくはないけれど、二人が別々の道を・・・っていうルートも残されているわけで、、、
どうにか、どうにかハッピーエンドを迎えてほしいと願ってやまないのであります。。。。
LY3巻も出たで
ちなみに同日にLast Yearの3巻も発売されてます。
こちらはハレムの13~18話の話が収録されているので、今まで通り「6話分」の掲載。
ということは4巻が24話まで・・・ってことになりますよね。
これ、、、あと4回で終わるな、さては。。。
やだなぁ!やだよぅ!!!
せめて30話までやってよぉ・・・。